そろばんの効用

昔の子 今の子

 人類は、手や指を使うことにより、他の動物より優れた生物になりました。
昔の子供はナイフで竹トンボを作って飛ばしたり、いろいろな細工をしたりオハジキやお手玉、綾取りなどをして遊びました。このような遊びは、器用さを養うほかに脳を刺激発達させることに役立ちました。
 今の子供は、いろいろな事情で手や指をあまり用いなくなって来ました。

手は外部の脳

 赤ちゃんは、始めは硬いものも軟らかいものでも同じ力で握りますが日がたつにつれて、それぞれの物に応じた握り方をするようになります。これは手や指を動かすことにより脳が発達していくことを示すもので、このことは近年、脳の生理学や心理学によって判明し証明されているところです。

そろばんは脳を発達させる

 手や指はただ動かすだけでなく、目的を持ち、考え考え動かすほうがはるかに脳の働きを良くし、またその発達を促し老化を防ぐことに役立つものです。
 楽譜の順序にしたがって指を動かす器楽演奏と違って、出て来る数の順序の定まっていない珠算は考えながら手指を動かすので、もっとも理想的な運動であり脳を働かせるものといえます。

そろばんの効用

・ 指を動かすことにより脳の中枢神経を刺激し頭の回転を良くする。
・ 暗算が確かになり数に強くなる。
・ 珠算を学ぶことにより集中力・段取りが高まり各教科の学力向上につながる。


  そろばんは頭を良くする道具である。


「雲州そろばん」パンフレットより抜粋しました。